2階はとにかく暑くなる、という話

このブログを作る上でこれだけは記事にしたかったこと、それは『2階建てを作ると、2階はとにかく暑くなる』ということ。
このことを記事にすることで、これから家を建てようと考えている方々の暑さ対策になればと思っております。

「2階が暑い」は2階建てあるある

これは戸建てあるあるみたいなんですが、夏場はとにかく2階が暑いです。
今度実際に温度を計ってみようと思いますが、体感でも4℃くらいは違う気がします。

家の設計を決める打ち合わせ時に風通しなどを考慮したはずなんですが、いろいろと誤算があって暑さは回避できませんでした。

その原因と思われる点と対策?は下記に。

住む前の家も暑かった

家を作る前は、同じ町の集合住宅の角部屋に住んでいました。
立地的には良い所だったんですが、角部屋ということもあって西側にある和室の窓から西日が入る状況でした。
しかもリビングの隣だったため、家族が集まる場所にも熱が移ってずっと暑かったんです。
鉄筋コンクリートは熱を溜めやすいらしく、夜も温度が下がらずエアコンなしでは寝られない状況でした。

そんな経験もあって、暑さ対策は万全にしようと思って打ち合わせをしたつもりでしたが、
やはり家を建てた後でないと気づけない部分もあるんだなぁと思いました。

【誤算と対策1】屋根の色

誤算だった一つ目は、屋根の色です。
設計の打ち合わせの段階では、モノトーン調のデザインが好みだったのでそのまま進めてもらいましたが、
いざ住んでみると「黒系色の屋根」は失敗だったかなと感じました。

やはり黒系色は熱を吸収して当然のことながら家にも伝わってきます。
しかもその熱が屋根裏に溜まるものですから、夜になっても全然温度が下がりません。

対策としては、デザイン性や色にこだわりがなければ、屋根の色は黒系色は避けたほうが良いと思います。

また、屋根裏に溜まる熱を外に逃がす構造や方法があると良いかもしれません。

家全体の空調を管理するシステムもあるらしいのですが、あれはあれでメリットデメリットがあるようです。
(空調システムについては、別途調べてみると良いかもです。)

【誤算と対策2】風通し

誤算の二つ目は、風通しです。
普通は「窓が対角線上に二つあれば、風の通り道が出来て換気できる」と思うじゃないですか?
でも実際は想定通りには風が通らず、2階の熱も逃げずに灼熱地獄と化しています。

主な原因として、私は「建てた家の周りの状況」が関係していると思っています。
というのも、肝心の2階の窓は隣の家のすぐ近くにあり、窓から手を出すと窓に対して平行に強い風が吹いているんです。
いわゆる「谷間風」と呼ばれる風で、隣の家と我が家の間の隙間が風の通り道になっており、
窓と平行に風が吹くせいで、「谷間風は強いのに家の中は無風」という残念な状況になっています。

対策としては、家を建てる前から隣の家との間隔を考えて、風が直接窓に入るのか、谷間風になってしまうのかを予想したほうがよいかもしれません。
もし窓に対して風が平行に通ると予想できたら、「ウィンドキャッチャー」という種類の窓にしてもらうのもありですね。

ただ、これに関しては私も想定外だったので、家を建てる前に考え付かないかもしれません。
でもこの記事を設計前に見ていただけているのであれば、まだ間に合うかもしれませんね。

ハウスメーカーとの打ち合わせの際に、「隣の家とのシミュレーションもしたい」と伝えれば、ある程度は対応してくれるのではないでしょうか。

尚、「家を建てた後に窓を取り換える」となると、窓の基礎からやり直す必要があるらしく、
窓のリフォームだけでも結構お金がかかるみたいなので、ご注意ください。

【誤算と対策3】換気口・換気扇

誤算の三つ目は、換気口・換気扇です。
「換気扇に熱を外に逃がすパワーは皆無」ということです。

設計の際に、私の部屋の下の方に少し大きめの換気扇を作ってもらうようお願いしました。
パソコンを使うので、排出された熱を直接外に逃がしたかったからです。
(PCオタクとしては、廃棄熱処理として理想のような構造?)

実際にパソコンの背面(排熱される面)と換気扇が間近になるように置いていますが、
「熱が外に逃げて室内は快適!」とは全くならないです。
やはりダクトのようなものをパソコンと換気扇に直接つなぐしかないかもしれませんが、それはそれで無理がありますね・・・。

また、2階の他2か所にも同様の換気扇がありますが、それらは熱を逃がす目的としてはあまりにも非力すぎます。

対策としては、換気扇による排熱には期待せず、窓の風通しを重視したほうが良いと思います。
あくまでも空気の循環をさせる目的であり、熱の排出には貢献しないという認識を持った方が良いです。

今後の熱対策をどうするか?

2階が暑い問題は、今後も考えていかなくてはならない重要課題です。

一つ試してみたいのが、天井裏の点検口を少し間改造して、換気扇を付けるという方法です。

上記の誤算3で換気扇は信用ならないと思いつつも、
他のブロガーさんが実践して効果が得られているみたいなので、私も試してみたいのです。

ようするに、2階から換気扇で風を送り込み、天井裏に溜まった熱を屋根側面の空気口から外に出すという理論。
本当にうまくいくのか半信半疑ですが、いずれチャレンジしてみたいです。

2階が暑い問題のまとめ

我が家の経験上、注文住宅を建てる上で考慮したい「2階が暑い問題」に関する共有は以下の通りです。

  • 屋根は黒系色にしない
  • 風通しは対角線上に。隣の家との間隔にも注意
  • 換気扇単体での排熱は難しい

以上、家を建てる上での参考になれば幸いです。

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